横浜の海、その1
ずっと中止されていた同窓会のお知らせが届きました。
忘れていた横浜の景色がぶわあっと蘇ります。
昔は根岸線しかなくて、
海を見るには駅から長く歩きました。
桜木町駅のホームから見えた海方向の雑然としていたところを
急にせっせと片付け始めたと思ったらMM21の看板が設置され、
なにごとが始まるかと思ったのはもう40年以上前になりました…。
ズドーンと突き抜けて何もなくて好きだった海にはベイブリッジがかかり、
どこもかしこも美しく観光地に整備されて、
あの場所に行けばいつでもあの頃に戻れる、と、
よりどころになってくれるはずの場所に当時の景色はありません…
野毛側は昼間でもちょっと神秘的な雰囲気で、そっち方面はかすらないように、
でも薄暗い高架下の落書きもこわいよなー、と思いながら通り抜けて、
紅葉坂の図書館に入りびたったりしました。
みなとみらい線が通って、今はすっかり便利になった海側は
独特の雰囲気がある細い裏道が大好きでした。
お天気がいいと授業をサボってはあてもなくフラフラして、
海に出れたらミッションコンプリート…って、出るまで結局歩くのですが。
全体が集まるのはちょっとしんどいかな…。
用事があれば会いたい人には会っているし。
新しい景色を楽しんでいないかと言うと
そ、そんなこともないです。
今も横浜の海が大好き。でも高所恐怖症です。